Apr 18, 2017

4月



前回の日記から、今に至るまでいろいろなことがあったはずなのに、
ただただ忙しく、振り返る余裕も無かった。そして4月。


長女が卒園。
春休みには家族ではじめての沖縄旅行。今までで最も長く、最も遠いところに行った旅。
そして私の父の退職。照れながらも、帰宅する父を拍手で出迎えた。

それらのことがもうずっと昔のことのよう。
4月、長女が入学。
ランドセルを背負って入学式に向かう1年生たち、
ピッカピカ!とはこのことか!と、
本当に丸ごと、人間ごとピッカピカの新品みたいな子どもたちでした。


それからは、
毎日ひたすら朝昼晩ご飯を作り(給食がはじまらない)
送り、迎え、提出物、持ち物の名入れ、保護者会、公園遊び、自転車の練習、
毎日毎日毎日毎日、
それはもう、時間と期日とご飯のことと、
力を持て余した娘たちとの午後の過ごし方ばかり考えている日々。

今週から給食がはじまりますので
やっとほんの少し息抜き、できるかな…






子どもたちがもっともっと小さくて、
子育てが本当にキツくて、
たぶん病院に行けば産後鬱とか育児ノイローゼとか言われたであろう頃、
何度か知人にカウンセリングをしていただいたことがあって大変に救われた。

その時に、いろいろと優しい言葉や実際的な助言もしていただいたのだけど、
確かポロリと会話の隙き間に言われた一言をよく覚えている。

「心からそうしたい、という時には、なにもかも捨ててでもそうするからね」

例えば海外をひとりで旅したいだとか
思う存分絵を描きたいだとか
自分で自分の予定をコントロールしたいだとか
あれこれできないことを並べるのは簡単だけど
どれも本気でやろうと思えばできること。ただやろうとしないだけ。
本気で願っている訳じゃない。


それと同時になんとなく、
そう遠くないうちに生活をガラリと変えたいような、
ものすごく勘でしかないけど、そんな予感があって、
その時が来たら遠慮なく、変えて行きたいなと思ってる。



Mar 3, 2017

水泳帽とトナカイの角

このあいだ、私が蕁麻疹と頭痛と悪寒のトリプルパンチで寝込んでいた日、
寝室にやってきた娘たちは私の布団にもぐりこんだり
布団の周りを走り回ったりと忙しく遊んでいて、
おもむろに押入の「季節もの(夏)」の棚から水着セットを取り出した。

うひゃひゃ!と大笑いしながら水着に着替えて
目にはゴーグル、頭には水泳キャップ、
そして更に「季節もの(冬)」の棚からとりだしたトナカイの角のカチューシャをつけて、
腰にバスタオルを巻いてふりふり踊り出した。

この人たちのすごいところは、
「どうだ、おもしろいことやってるだろ〜!」という意識がなくて
「なんか楽しい!なんかヘン!うひゃひゃ!」と純粋そのものなところ。


なかなか貴重で愉快な姿を写真におさめたいと
枕元のスマホで撮影したらなかなか良い写真が撮れた。
うわー!これ最高!見てみて!みんな見てー!と
一瞬SNSにあげてしまいたい気持ちに駆られるも、
娘だってこんな姿は親にしか見せない訳で、
それを不特定多数に公開するなんて言語道断だわ!と思い留まり、
ほんの一瞬でもみんなに見せたいって思った自分に腹を立てた。

今は写真をこっそりと見返して、ひとりにんまりしている。





Mar 2, 2017

半年とこれから

越してきてそろそろ半年が経とうとしています。

半年前のドタバタしつつも緊張した時期を思い出すと
たった6ヶ月しか経っていないなんてウソみたい、
今は新しい土地に愛着を持ち始めています。

私が住んでいる場所は、自然の勢いがすごいです。
もし数ヶ月人が住まなくなれば、あっという間に緑に覆われて
自然が人工物を飲み込んで行くんだろうなって思う。

実際ほんの少し草刈りを放っておいただけで
歩道に草や蔓が伸び出して
人間は渋々道の端を歩くことになります。
庭にもあちこちから知らない草木が生えてくるし。
たぶん先住の方が植えたものばかりではないはずです。

鳥も虫もたくさんいます。
虫は…まだ慣れないけども、
ときどき多足系の虫にヒェー!となりつつ、
仲良く暮らしましょうよ、どうぞよろしく、という気持ちです。
鳥は今のところ大歓迎、
いつか果物の木を植えたとしたら、きっと壮絶な攻防戦を繰り広げることになりそう。


あと一時は屋根裏にコウモリが住んでいる疑惑があって
夜になると騒がしくなる屋根に耳をそばだてていました。
日が落ちる頃、コウモリが出てくるのでは?と、
屋根の空気孔の前に娘と張り込んでいたのも良い思い出。


坂が多くてはじめは毎日くたびれていたけど
体力的にも精神的にも慣れた、
このタフさに慣れていたら老後も足腰は健在なのでは。


当初は車が絶対必要!と思っていましたが
だんだん慣れにより「要らないかも?」と思い、
でも子どもが大きくなった時にこそ
例えば夜10時に娘が駅から帰ってくる、みたいな時にこそ
さっと車でピックアップ出来る体勢はあった方が良い気もします。


今の私の作業机は後の子ども部屋と同室になっているので
あと数年したらどこか別の場所に移らないと行けない。
部屋数からして私の部屋は無いので、リビングになる。
うーーーーん、という気もしますが
それくらいがちょうど良い距離感かもしれないな。


娘はもうすぐ小学生、
新学期!とか新生活!と聞くとワクワクよりは憂鬱…と思ってしまう私なので
娘が純粋にキラキラと「楽しみ!」と胸を膨らませている様子に羨望のまなざしです。
どうか良い環境に恵まれますように。



Feb 23, 2017

「もてなす」ってなにか


年末から色々な方が家に遊びに来て下さった。
と言っても2週に一度くらいのペースですが、
引越す前の数年はとても人を呼ぶ余裕なんて無かった事を思うと
私にとっては驚異的なことです。


以前は「もてなす」ということに酷く苦手意識を持っていて
料理には自信が無いし…お菓子作りも好きだけど味はどうかなって感じだし…
気も利かないし…とウジウジするばかり。
それを大きく変えてくれたのが幼稚園ママ友の料理教室でした。


エイヤー!!!っと勇気を出して参加した教室。
えーっと、そもそも料理教室に参加することにも恐怖心を持っていて
手際の良い料理上手な女性が集まると聞くだけで
わなわな手が震えそう…って思うくらい、いろいろコンプレックスでした。


そこで教えていただいたのは本当にシンプルな材料と手順、
それなのに出来上がった料理のお皿を並べたテーブルは
なんだかとっても「スペシャル」でした。
味だってそう、いつもと変わらない材料のそれがなんだか美味しい。
わあ!美味しい!って思わず声に出るような。


何が違うのかな???って心底不思議に思った私は
考えたり観察したりして、シンプルなことに辿り着きました。
それは「ほんの少し丁寧に」ってことと「相手を慈しむ」ってこと。


そんな単純なー!って思うんですがこれが以外に難しい。
梨木果歩さんの「からくりからくさ」を読むと
「慈しむ」才能のある主人公と、それを「ちょっとうらやましいなって思う」周囲の様子がよーく分かります。
「慈しむ」って難しい…


でもそういうことを自然に為せる人たちを見ていると
私に持って生まれた才はないけれど努力はしたい、と思います。
そう思えたら、あらゆる苦手意識がなんだか薄れていきました。
結果じゃなくて、課程で良いかな。


春には窓から桜が見えます。
是非遊びにきてね。



Feb 7, 2017

立春

「春が年々待ち遠しくなる」
とは、大人の人のよく言う台詞、私もひしひし感じています。


立春の一週間程前からなんだかワクワクしてきて
髪を切ったり、体もなんだか軽くなって。
気分も「いよいよはじまるぞ」という、
何が、という訳ではないのだけど、
とにかくなんだかはじまるぞ、リ・スタートだぞという気持ち。


節分でいつものように挙動不審になる次女を見てクスクス笑い、
久しぶりに子どもと一緒に巻き寿司を巻いた。
「あたしは誰がなんて言おうと、巻き寿司を黙って一本食うなんてやんないからな!」と、
なぜか今年も意地を張って、はじめから切り分けて喋りながら食べた。


立春の日は温かくて雲一つない紺碧の空だった。
近くの川にピクニックをしに行って、かくれんぼしたりサッカーしたりして
お弁当にはもちろん巻き寿司が入っていた。


今日は立春から3日経ったけれど、絵がひとつ完成したので私の中で区切りの日。
絵をスキャンして画像処理、ひと息ついて「トットひとり」を読んでいたら
「人生は修練と勇気、あとは全部ゴミ!」という言葉に出会い、
なんだか大きな勇気をもらった。背中をバチーンと叩かれたよう。

その後少し前にこっそり買って私の作業机の下に隠していた大判絵本「シャクルトンの大漂流」を初めて開くと、
冒頭にロアール・アムンセンの言葉として
「あふれんばかりの勇気とゆるぎない決意、
 不屈の精神で挑む者に失敗はない。」
という一文が紹介されていて、
なんだか今日はやけに励まされる日だなと思う。


そんな訳で、今日から、
勇気を持って新しい創作に挑もうと思っております。






Jan 25, 2017

「そのぬくもりはきえない」岩瀬成子


「そのぬくもりはきえない」
岩瀬成子さん


4年生の波ちゃんが、一人暮らしで高齢のおばあさんの犬の散歩を引き受けて、そこから起こる出会いや変化。

この本を読んで、私は母親でもあり娘でもあることを改めて実感した。
波ちゃんの心のモヤモヤに私も一緒に苦しくなり、
お母さんの言い様ややり方にも「確かにそうなっちゃうよなぁ…」と自分を省みた。

波ちゃんくらいの年頃の女の子が、このお話を読んだらどう思うんだろう。
共感して、私も変わりたいと思うだろうか。
でも現実にはそんな風には変わらない環境や親や自分にガックリするだろうか。
私だったらどうしたかな。うーん。


懐かしい、幼い頃の閉塞感や、
道ばたの匂いや、女の子同士の面倒なあれこれ、
いろんなことが目の前にありありと浮かび上がった。

「匂い」がカギだな、と思った。
素晴らしいお話を読むと、その世界の匂いがする。


Jan 23, 2017

2017年

2017年!
と言うにはもう1月も下旬です。
もうすっかりどっぷり2017年です。

今年は、
個展はお休みします。
絵本を楽しく作ります。
健康をもっと意識します。(願わくばダイエット)
お家に人を招きます。
お庭や植物について勉強して育てます。
本を読みます。映画を見ます。
家族旅行をしっかり計画します。



2016年までは必死!いっぱいいっぱい!頑張ってる!って感じだったし
そうしないことには自分自身を認めてあげられませんでした。
頑張ってないと、なにかに向かってひた走っていないと、
誰も私のことなんて見てくれない、とすら本気で思っていたのです。


それに、子どもが生まれてからしばらくは
本も読めないし、映画も見れませんでした。
時間がなかった訳じゃなくて、
そんな暇があったら何かやらなきゃ、って。
時間がもったいないもったいない!忙しい忙しい!って、
「モモ」の時間泥棒に盗まれた大人と同じです。



が、これは年齢のせいなのでしょうか、それとも愛情でしょうか、
2016年じっくり1年間かけて
ようやくそんな状態から心が解放されました。ひゃっほー
頑張ってない自分もオッケーって思えるようになりました。

ということではじめに書いた通り、
今年はあらゆる意味で遊ぼうと思っています。
どうぞよろしくお願いします。